この冬は、日中2月か3月のようなあたたかい日が
しばらく続いたかと思うと、突然雪が降ったりして、
でも極寒と感じる(高冷地に住んでいる者の感覚的には-5℃くらい)朝は
数えるほどしかなく、春なのか冬なのかよくわからない感じでした。
暖冬のため、キウイフルーツやその他の果樹の水揚げも早く、
今年はどんな生育になるのか、気をもんでいたりします。
さて、農閑期、普通の果樹農家だったら剪定・苗木の定植をする程度で
そこまで忙しくないと思うのですが、
私たちはまだ農地の整備が終わっていない箇所があったり、
借りた畑の土壌改良・改植を進める必要があったりと、
やるべきこと、また冬にしかできないことが多いため、
(途中息切れしないよう、こまめに休みつつ)ほぼ毎日のように稼働しています。
今日は冬の間にやっていたことをまとめてみます。
キウイフルーツと花豆、それぞれの副産物がお互いを支えているという、
ちょっと面白い循環のようすをご覧ください。

今年は老木(出来があまりよくないもの)を何本か伐採しました

(紅妃、東京ゴールドなど、人気のある軟毛種)を植えました



このキウイの圃場では、とにかく土壌の保水性をよくするため
有機物をたくさん投入しています



誘引用のビニールひもを結ぶ杭として使うのでした。
古くなった枝は燃やされ、灰と炭になり、また土に戻ります



枝や果実にくっついて養分を吸う害虫です

金属製のヘラ(専用器具ではなく、ホームセンターで適当に見繕ったもの)でこそげ落とします。
カイガラムシの成虫は足が退化しているので、落としてしまえばもう登ってこられないとのこと



まだ実が収穫できない若木から接ぎ穂をとって接ぎ木することで、結実を早めることができます

畑でお昼を食べていたら、「何かもらえるかな…?」とばかりに寄ってきました