冬の間の農作業(花豆・ミョウガ・獣害対策etc編)

防獣ネットを張る作業の合間に。甲州小梅の花がそろそろ満開です

今日は、冬の農作業の様子part2をお送りします。

山に接した畑、というのは
デメリット(獣害、日照不足、傾斜地の利用方法など)もありますが
そこにある木や石などの素材、地形を上手く活かせれば
とても面白くユニークな畑、ビオトープのような畑になると思い、
日々手を動かしています。
最大限そのメリットを活かせるよう、素材や土地の使い方に心を砕いています。

収穫後そのまま放置し、完全に枯れた花豆。つるを棚から下ろして片づけます
花豆のつるは太く、誘引ひもにガッチリ絡みついているので
枯れてからの方が取りやすいのです
下ろしたつるは支柱の足元に集めます
棚の上の方にはまだ豆がたくさん残っているので、同時に回収します
つるを全て取り去ったあとの花豆棚。
一番奥に見える青い物体は何かというと…
山際につくった土留め用のトタンです。
ここはあまり日が当たらないので、それでも作れる作物を、と考え…
日陰を好むミョウガを植えました。
昨年はミョウガの葉がシカに食害されたので、今年はしっかり守るつもりです
ミョウガ畑は畝を作らず、裏山で伐ったヒノキの太枝で囲むだけにしました
ヒノキの枝のチップも大量にあるので、
ミョウガの上にマルチ代わりに敷き詰め…
さらに、歩道部分にヒノキの樹皮
(昨年ヒノキを何本か伐り、丸太の状態で放置していたら皮が取れました!)
を敷きました
ヒノキづくしのミョウガ畑です。
花豆棚のすぐ後ろから、トタンの土留め(右手)まで
ミョウガエリアとしました
昨年建てた花豆棚は、裏山の木からワイヤーで引っ張ることで強度を高めました。
まずはヒノキから
もう1本は隣のクリの木から
赤い管理機のすぐ上には去年伐ったヒノキが、
その左上には(見えづらいですが)今年伐ったクルミの木が横たわっています
次に、道路沿いの古い柵を撤去し…
防獣ネットを張るための支柱を立てていきます。
支柱は、単管パイプに1本1本さび止めを塗って作りました
シカは180cmくらいまで跳べるらしいので、
余裕をもたせて2.2mの高さにネットを張りました
支柱に番線を巡らせ、そこにマイカ線でネットを吊り下げています。
今までは支柱に針金でネットを結び付けていましたが、
いつの間にかネットがずり落ちてシカの侵入を許してしまうことがあったので、
最近この方式に変えました
1.5m幅・1m幅のネットを上下に張って完成です
元々あったナシの木と廃材を組み合わせ、畑の入り口もできました
カーテン部分の開け閉めは、カラビナと、前に某ライブハウスでもらった
ペットボトルホルダー(ゴム部分を金属製のリングに替えて)で