三富では、冬の鳥・ジョウビタキがいつもより早く鳴き出しました。
もう、朝晩ストーブをつけずにはいられない寒さです。
今年はラニーニャ現象の影響なのか、寒くなるのが早い気がします。
今年の花豆栽培は…
さて、今年の花豆栽培は、生育初期にシカの食害があり、
その後7月の長雨・8月の連日の猛暑・雨不足と、困難が多かったように思います。
雨と猛暑で、開花→ハチによる授粉→着莢(豆のさやができること)の
一連の流れが遅くなったため、まだ花豆の莢は青々としています。
去年の今頃は枯れて登熟した莢が日に日に増え、
ぼちぼち採れ始めていたのに…
このままだと、莢が青いまま霜にあたって、ダメになってしまうかもしれません。
今年は、収量がとても少なくなりそうです。
「三富地域に伝わる花豆を絶やさず、タネを採り継ぐ」という
最低限の目的を果たすレベルの量しか採れないかもしれません。
これから極端な気候が当たり前になって、
毎年こんな状態になったら…と暗い気持ちにもなりますが、
自家採種を続けて、この気候でも育つ強いタネを選抜すること、
圃場の環境や作業性を良くするなど、
できることをするしかないのかなと思っています。
終わっていくものと始まっていくもの
花豆は枯れていくのを待つばかりですが、
一方で、同時期に今から育ち始める野菜もあります。
キウイフルーツ軟毛種の収穫・選果の合間をぬって、
玉ねぎとにんにくを定植しました。
6月に収穫してこの時期まで保存でき、
あまり手がかからないので、今年も作ることにしました。
終わっていくものと始まっていくものが存在する、晩秋の畑です。