山のきのこと猪肉、かぼちゃでつくる健康食「ほうとう」

秋の農繁期には、よく「ほうとう」を作ります。
何しろ煮込むだけでカンタン。
たくさんの野菜、蛋白質、炭水化物がいっぺんに摂れる。
残った汁にご飯を入れたりしても美味しい。

食事づくりにあまり時間を割けないときでも
健康的なご飯が食べられるので、
今山梨に住んでるからとかはあまり関係なく
(あ、でも他県のスーパーとかって普通にほうとう麺売ってるのかな…?
 ↑うちは、麺までは自分で打っていないのです)
(そして普通の山梨県民は、どれくらいの頻度で食べてるんだろう…?)、
ほうとうを作っています。

ヒラタケを採取する

最近は、きのこに詳しい方に教えてもらい、
山で採ってきたのを入れたりしています。
今回使ったのは、ヌメリスギタケモドキ、ヤマブシタケ、ヒラタケ、ハナイグチ。
何種類か入れるといいダシがでて、本当に美味しい!

わが家の「ほうとう」の作り方…参考までに

(毎回、その時手元にある食材で作るので
あくまでも「大まかな作り方の流れ」のご紹介になりますが)
まず、一度茹でこぼしたきのこと水を鍋に入れておき…

そこに煮干し、切り干し大根を加えて火にかけます。

温まる前に根菜類(今回は人参)、
煮立ってきたら肉(今回は冷凍していた猪肉)と油揚げを投入。

その後、かぼちゃ(たっぷりめが美味しい)を加えて火を通します。
ほうとう麺を加えて煮込み、味噌を加えたらできあがり。

ちなみに味噌は、2年前に仕込んだ自家製。
米麹と麦麹を1:1で使った「甲州味噌」です

この時期、ほんとに体が温まります

多忙時でも栄養が摂れ、自由自在に楽しめる「ほうとう」

秋はこんな感じで、きのことかぼちゃメイン。
晩秋には青菜を加えて。
冬には大根や白菜、里芋などを入れてさらに具だくさんにしたり、
厳寒期にはもちを入れて雑煮風にしたりと、
季節にあわせた食材で、色々なバリエーションが楽しめるのが
ほうとうの良さだと思います。

いそがしいと食がおろそかになりがちで、
「自分の体は自分が食べたものでできている」ことを忘れそうになりますが、
ほうとうのような、簡単にできて栄養がある食べ物・食べ方を知っていれば、
健康が維持できると思います。

「体をつくる食べ物」をつくる人間の一人として、
日々の暮らしから「体によい食」を実践をし、発信していけたらと思っています。