色々と動きの早い春。
じゃがいもの植え付け、夏野菜の種まきなど、
気候に急き立てられるように進めています。
さて、冬の間、そら豆に寒冷紗をかけておいたのですが、
内部が暖かくなりすぎたようで、アブラムシが大量発生してしまいました。
農薬や殺虫剤を使いたくないので、
①55〜60℃くらいのお湯をスプレーで吹きかける
②天敵のてんとう虫を投入する
③草木灰をまく
④筆を使って落とし、物理的につぶす
などの方法で退治しています。
まず ①55〜60℃くらいのお湯をスプレーで吹きかける ですが、
家でお湯を沸かして、水筒に入れて持って行き、畑で温度を調整してスプレーします。
スプレーで霧状になると温度が下がるので、
60℃くらいのお湯をスプレーボトルに入れるのがコツ。
人間には「ちょっと熱い」くらいのお湯でも、
アブラムシにとっては熱湯レベルなので、結構効きます。
似た方法で「牛乳をスプレーする」というのもありますが、
においと汚れが気になるので採用していません。
次に、②天敵のてんとう虫を投入する。
アブラムシの天敵といえばてんとう虫。
集団越冬しているてんとう虫を集め(屋外のブルーシートの裏とかに結構います)、
生物兵器として畑に持ち込んでみたところ、
エサ=アブラムシが多いせいか、露地の畑でも意外と定着しました。
ただ、全滅するまで食べ尽くすくらいの威力はないので、
アブラムシ退治の主力にはならない感じです。
そして ③草木灰をまく。
草木灰は、植物には害はなく(むしろ幾らやってもいい、という説もあり)、
害虫を防ぐ効果があるとされています。
確かに、アブラムシがいる箇所を狙って草木灰をまくと
あわてて逃げて(落ちて)いきます。
が、雨が降ったり水やりをすればすぐに灰は洗い流されて、
あまり効果がないように見えます…うーむ。
最後の ④筆を使って落とし、物理的につぶす。
農薬を使わない栽培で、害虫駆除に一番効果があるのは
「テデトール」だと言ったりしますが、
確かに「手で取る」のが一番有効な気がします。
虫を捕殺するのに抵抗がある方もいるかもしれませんが、
アブラムシは小さいので、手袋をした手でつぶすくらいなら
そんなに抵抗を感じないと思います。
虫嫌いの私でもできます(ある程度「慣れ」かもしれませんが)。
小さい虫で「テデトール」に慣れるのがオススメです。
現在、これらの4つの方法でアブラムシ退治をしていますが、
どこかから飛んでくるのか、すぐに増えてしまい
なかなか全滅には至っていません。
こまめに退治するしかないようです。
また、畑が肥えていて、栄養過多だと害虫が増えるという見方もあり、
土を良くしていくのも、長期的にみて意味がありそうだなと思っています。