花豆の播種〜発芽まで

うずら豆の葉の上に。
三富は朝夕、ヒグラシがうるさいくらい大勢で鳴いています
結局今年はうまくできなかったきのこのホダ木に、ルリボシカミキリがいました
(撮った直後、オス同士でケンカしていました…)。
こんなところに、こんなに綺麗な虫がいるんですね
キウイフルーツの畑では摘果が完了しました。
こちらは「レインボーレッド」。
ご覧のとおり、摘果した果実がたくさん落ちています


少し間が開いてしまいました。お久しぶりです。

前回の投稿のあと、約1ヶ月ほどの間、
花豆の播種や、キウイフルーツの摘果などの作業をしていました。

今年の梅雨は本当に雨が多く、しかも長いですね。
天気予報とにらめっこして畑に出かけるものの、
山の上なせいかあまり予報があてにならず、雨に降られたりしています。

日照不足と多雨で、キウイフルーツのほうは根腐れが心配ですし、
花豆をはじめとする高級菜豆も、どれだけ花が結実するか
(雨が続くと、蜂による授粉もなされないので)気になっています。

今日は花豆の播種のようすを、振り返りつつご紹介します。

今年の種は100%自家産にすることができました。
粒が大きく、形のよいものを選り分けて約800粒用意しました
大福豆、うずら豆、とら豆の種子も100%自家産です
豆の「へそ」を下に、土に突き刺すような感じで播きます。
株間は約1mと広めです
軽く土をかけて、
足で踏んで鎮圧します
(本場の北海道などでは、ローラーのような機械で鎮圧しているようです。
それでも割れない豆ってすごい…)
種を播いたすぐ横に、誘引用のひもを張るための支柱を挿します。
こちらは竹製
竹は加工が少々手間ですが、近隣でいくらでも手に入り、軽くて長持ちです。
どうやって加工しているかというと…
まずマキタの電動レシプロソーで、ちょうどいい長さに切ります。
レシプロソー、このようなちょっとした木材などを切るのに便利です
ナタを中心にあてて、
上から木槌で叩いて真っ二つにします
こちらはキウイの剪定枝を使った支柱。
キウイの枝は切り出すのが簡単で、形状的にも支柱に向いているのですが
一年でボロボロになってしまうのが難点です
このように1つ1つ手作業で植えた豆は、3〜4日で発芽します。
綺麗な模様の皮をやぶって発芽する様子は、何度見てもいいなと思います
つるが伸びてきたあたりで誘引用のひもを張ります
(花豆の双葉、手と比べてもほんとに大きいです…)
誘引用のナイロンひもに“おもり”(大きめのカラビナ)をつけ、
棚の上部に張ったワイヤーの上を渡らせているところ
支柱に結び付けます。
これも1対ずつ手作業です